カリフォルニア州マウンテンビュー、2024年3月27日--シリコンバレーに本拠を置く車両ソフトウェアサプライヤーであるApplied Intuitionは本日、ドイツのスポーツカーメーカーPorsche AGとの戦略的提携を発表しました。共通の目標は、車両ソフトウェアの所有権を維持し、ブラックボックス型サプライヤーへの依存を減らしながら、車両ソフトウェアのさまざまな分野で共同開発を行うことです。これにより、車両ソフトウェア開発の複雑さが軽減され、実装スピードの向上が見込まれます。このパートナーシップにより、Porscheは、ユニークな消費者体験を提供するための車両ソフトウェアの開発、展開、更新に専門知識を活用できるようになります。
「ソフトウェアとAIの開発は、従来のハードウェア主導の自動車開発とは大きく異なります。異なるソフトウェアやAIコンポーネントの統合やアップデートは特に困難であり、AIファーストのソフトウェア企業である当社の専門性が発揮されるところです。」とApplied Intuitionの共同創立者兼CEOであるQasar Younisは述べています。
最新の自動車においては、ソフトウェアの重要性が増しています。異なるベンダーから購入したソフトウェアコンポーネントを定期的に統合し、更新することが不可欠です。Porscheは、ソフトウェアのベストプラクティスや継続的インテグレーション/継続的デプロイメント(CI/CD)プロセスとともにこのソリューションを活用し、オフボード・プラットフォームを通じて将来の車両にソフトウェアを展開し、管理します。豊富なツール群は、SIL(Software-in-the-Loop)からHIL(Hardware-in-the-Loop)、車両テストに至るまで、エンドツーエンドのソフトウェア検証をサポートします。Applied Intuitionとの協業により、Porscheは特定のお客様向けソリューションを備える未来の車両ソフトウェアを設計することが可能になりました。
「Applied Intuitionは我々にとって重要なソフトウェア・パートナーであり、彼らの知見は、我々が車両のあらゆる部分のソフトウェアをよりよく理解するのに役立つでしょう。Applied Vehicle Platformにより、車両テストはソフトウェアベースで、開発プロセスの早い段階で行うことができます。これにより、我々は車両開発サイクルをより高速化し、可能な限り最高水準の消費者体験を構築することに集中することができます。この提携により、Porscheのソフトウェアに関するノウハウが強化され、フォルクスワーゲン・グループ内の活動を補完・支援することになります。」と、Porsche AGの研究開発担当取締役会メンバーであるミヒャエル・シュタイナー氏は述べています。
Applied Intuitionについて
Applied Intuitionは、全世界のお客様向けに安全でインテリジェントなマシンの導入を加速する車両ソフトウェアサプライヤーです。2017年に設立されたApplied Intuitionは、業界最高水準のADAS/ADツールチェーンと車両プラットフォームを提供することにより、お客様が製品を市場投入までの時間を短縮し、業界をリードする製品を構築し、次世代の消費者体験を構築できるよう支援します。Applied Intuitionのソリューションは、世界の自動車メーカー上位20社のうち18社から信頼されており、最新の自動車開発を加速しています。Applied Intuitionは、自動車、トラック、建設、鉱業、農業、防衛などの業界に製品・サービスを提供しています。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置き、ミシガン州アナーバー、デトロイト、ワシントンD.C.、ミュンヘン、ストックホルム、ソウル、東京にオフィスを構えています。詳細はhttps://appliedintuition.com。
Porscheについて
Dr. Ing. h.c. F. Porsche AGはシュトゥットガルト・ツッフェンハウゼンに本社を置いています。このスポーツカーメーカーは、世界で最も価値のある高級車ブランドのひとつで、同社は持続可能なモビリティのパイオニアであると自負しています。スポーティでモダン、そして財務的にも強固です。強い企業文化は、情熱、開拓者精神、スポーツマンシップ、ファミリーの結束に基づいています。