Applied Intuition、日産自動車と先進運転支援技術の安全性とスケーラビリティの向上でパートナーシップを組むことを発表

Applied Intuition は、日産自動車と事故低減と安全性向上を目的とした緊急回避性能を飛躍的に向上させる運転支援技術システムの開発でパートナーシップを組むことを発表しました。

日産自動車は、本日、将来の自動運転時代における多次元的で複雑な事故を回避するための運転操作を自動で行うことのできる新しい技術を発表しました。日産自動車は精度の高いデジタル環境下での検証技術を加速するための取り組みとして、Applied Intuition の先進シミュレーション技術を活用し、緊急衝突回避システムのテスト、検証、展開を大規模に実行します。

日産自動車は、新しい運転支援技術の詳細をウェブページ公開しました。日産自動車のグラウンド・トゥルース・パーセプション技術は、物体の形状や距離などを高精度で認識することのできる次世代高性能ライダーとカメラ、およびレーダーからの情報を組み合わせ、周辺の空間と物体の形状を正確にとらえることで、変化する状況をリアルタイムに把握し自動で緊急回避操作を行う技術です。またこの技術は、前方の渋滞や路上の障害物などを遠方から検知し自動で車線変更することや、地図情報が整備されていない敷地内の道における自動運転も可能とします。 

このような複雑な運転支援技術の開発にはシミュレーションが必要不可欠です。日産自動車は Applied Intuition の先進シミュレーション技術を使い、高度で忠実度の高い仮想環境でシステムをテストしています。Applied Intuition の技術やツールにより、日産自動車の開発チームは数千のシミュレーション シナリオを数分で作成し、大規模なシミュレーションを実行、さらにアルゴリズムを検証して安全に量産車両に展開することが可能となります。また、シミュレーションで何百万マイルも走行し、実車走行テストでは検出できないエッジケースをテストすることも可能です。

日産自動車の研究・先行開発を担当する専務執行役員の浅見 孝雄氏は、

「我々がApplied Intuition を選んだ理由はシリコンバレー発の最先端シミュレーション技術を高く評価しているためです。高度な緊急回避制御を実現するためには、デジタル環境での高精度な検証技術開発が重要です。Applied Intuition の技術・ツールを活用し、リアルワールドで起こりうるあらゆる複雑な状況を想定した検証に取り組みます」と述べました。

Applied Intuition の共同創業者であり CEO の Qasar Younis は、

「日産自動車と Applied Intuition のパートナーシップにより、日産自動車が取り組んでいる、事故を低減させる技術の開発に貢献できることを大変嬉しく思っています。数々の先進的な運転技術をいち早く市場に投入してきた日産自動車と共に将来のより高度な自動運転技術の開発へ大きく貢献することを目指します」と述べました。

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